コラム

2019-05-28
三審制について

日本の裁判は三審制で、地裁→高裁→最高裁と3度戦えると思っている方もいると思います。
しかし、実際には最高裁で審理できるケースは限られていますし、最高裁で審理されること自体が珍しいので事実上二審制となっています。
しかも、第二審の高等裁判所での審理も、証人尋問等もなく簡潔に終わるケースも多いことからすると、第一審での訴訟活動が非常に重要となってきます。

しばしば、訴訟の途中での弁護士の交代について相談を受けることがありますが、仮に交代するなら、上記観点からすると少しでも早い方が良いかと思います。
とは言え、やはり一番良いのは依頼した弁護士と最後まで共に戦うこと。
できれば依頼時に、何人かの弁護士と話をして一番納得のいく弁護士に依頼をすることをお勧めします。

弁護士 崔博明

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